このメンバーで最初に観たくるりは昨年の京都音楽博覧会。
まだ出来上がっていないバンドを観たようで正直しっくりとこなかった。
しかしあれから1年が経過して7月の代々木公園でのフリーライブを観た時にずいぶんと変わった印象を受けこの中野公演に参戦。
予想は的中。
バンドはしっかりと出来上がっていた。
くるり史上最高なのではないか?と思うくらい。
新しいアルバムを聴いて思うのは岸田くんは震災のことをたくさんくるんで曲を作ったということ。
その影響を感じる歌詞、情感、メロディ。
その思い入れの強い曲が並んだセットリストにこちらも感じること数多。
いつの間にか新生くるりの世界に引き込まれていた。
今回のニューアルバムの最後の曲には相当な意気込みを掛けたと岸田くんがMCで言っていたが、ライブで聴く『glory days』の歌詞にはこちらの心が揺れた。
特にその中の歌詞、『涙を乾かしながら 進め 進め 進め』には帰り道までも考えさせられる重い言葉だった。
今の日本に対して言ったものかもしれない。
しかし僕は現在の自分の状況に勝手に照らし合わせてしまったのだがくるりからのメッセージとしてがっちり受け取った。
そして感動すら覚えたこの2日後にもくるりのライブに行くのであった。。。