2007年03月02日

福島県石川郡石川町

気がついたら3月じゃん。
早っ!!


どうも、コトーです。


「よく来たなぁぃ、ご苦労様だったねぇぇ〜」


新幹線の駅まで迎えに来てくれた伯父の聞き慣れた東北弁。

いつものあいさつ。



福島県石川郡石川町。



先日新幹線に乗って行ってきた場所。

福島県の東南にある本当に小さな町です。

昔はずいぶんと賑やかな町だったそうです。

現在では人口も2万人にも満たない過疎化が進む普通の田舎町。

町の外れに大型ショッピングモールが出来て以来、街の商店街はシャッターを閉めたまま。

前町長の贈収賄で逮捕者が。

そんなどこの田舎町もが抱える問題も普通にあったりします。



ここは母の故郷であり、僕の思い出の場所。

現在でも親戚がこの町の近辺に多数あるため、年に数回は帰ります。

そう、僕にとっては「行く」というよりは「帰る」という場所でしょうか。

親戚の家に入るときは「ただいま」という言葉が僕にはしっくりくる、そんな場所だったりします。


僕が小学校に上がる前の小さい頃は1年のうちの半分位はここで過ごしました。

子供時代にしてすでに二重生活。

両親が共働きだったこともあって、ずっと田舎に預けられていたんですね。

両親と一緒に暮らせない、というネガティブな感じではなく、おばあちゃんや伯父、伯母、さらには親戚一同に囲まれてとても幸せな幼少時代だったと思います。

今思い出しても楽しい出来事ばかり(本当に些細な出来事ばかりだった)が脳裏に焼きついています。

ワガママ大魔王で周りの大人達を困らせていたことは自分でも記憶しています。




「いなか」があるっていいかも。


そんな風に思えたのはずいぶんと大人になってからだった気がします。

中学生や高校生の頃は友達と遊ぶのが楽しくて、夏休みや冬休みにすら帰らなかった時代もありました。

ちょっと反抗期っぽい時期って皆そうですよね。

自分も少し大人に近づき、大事なことがだんだんと分かり始めた頃だったか。

いなかのあるありがたさが身に沁みたひとつの出来事。

母親同然だった祖母が他界。

祖母が亡くなり、親戚も皆少しずつ年老いていく姿を見ていると、切なくなったり、愛おしくなったり…いろんな感情が揺さぶられます。

今回は親戚一同と温泉に泊まったり、祖父母のお墓に大事な報告があったのでお墓参りに行ったり。

とてもいい「帰省」となりました。




東京から新幹線に乗りわずか1時間半。

この町に着き、いつもと何ら変わらない風景を目の当たりにした時、そこに不思議な感情が。

何に対してなのか、どうしてなのかは解らないが、(今までも感じてはいたのだろうが)まるでむなぐらを掴まれるかのように自分のアイデンティティを激しく揺さぶられました。

幼少の頃の記憶がそうさせるのか。

そこにはとても言葉では言い表せないような複雑な感情。

大事なものがまた少しわかったような気がします。


「またいつでも来らしぃぃ〜」

伯父の東北弁が郷愁を誘うんです。
バナー


posted by コトー at 23:59| ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | お出かけ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。

相変わらずスバラシイ文章力ですな。
なんだか引き込まれます。

私も以前似たような経験があって。
やはり昔の思い出の場所なんですが。

10年ぶりくらいに出身中学校に行ったんですね。
そこの校庭の脇に車を停めて、部活で走らされているまだ華奢な生徒達を見て
「彼らは私だ」
と自分勝手に思いました。

私が走らされていた頃にも校庭の脇に車を停めてこちらを見ている人がいました。

あれも私だったのかなぁ。
Posted by 超元チーフ at 2007年03月03日 22:32
★超元チーフさま

こんばんは。
久しぶりっす。
ちょうど昨日、ふと超元チーフくんのことを考えていたんです。
不思議だね。

時空を越えて自分がまるでそこに存在するかのような、また、存在していたかのような錯覚。

デジャブにも似たそんな経験ですね。

でもそのような昔から変わらぬ風景を見ると、当時の自分の姿が客観的に見えてしまいますね。

何かに重ねて過去の自分を見てしまう。

そういう気持ちがあるってことはきっと大人になって、世間に出て、痛い思いをしたり、汚い世界を経験したりした人(悪い意味ではないよ)じゃないと感じることは出来ない世界観ではないかと思うわけです。

ピュアだった頃の自分が懐かしくも、蒼くも感じられることによる一種の憧れだったり、昔の自分へ向けて、逞しくなれ、という自分への叱咤だったり。

そう、超元チーフくんも立派に大人になっている。

そんな証ではないかと。

毎日を一生懸命生きてみましょう。

何かが見えてきますよ。きっと。

僕もまだまだ探さないといけないものがあるようです。。。
Posted by コトー at 2007年03月03日 23:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。